社会福祉士

社会福祉士とは？

社会福祉士とは、「社会福祉士及び介護福祉士法」に基づいた国家資格です。
昭和62年5月の第108回国会に於いて制定された、由緒ある資格です。

福祉の仕事に就く場合、この社会福祉士の資格を有している事で、仕事への信頼度が増します。
国家資格という箔は伊達ではなく、身に付けている知識と技術の水準の高さを表す証明となります。

その代わり、背負うべき責任も大きく、社会福祉士が介護の現場で不祥事を起こすと道義的責任・社会的責任の両面でかなり叩かれる事となります。
不祥事を起こすこと事態が問題ではありますが、国家資格である社会福祉士という肩書は、他の介護職従事者と違って非常に重い物なのです。

社会福祉士の資格について

社会福祉士は国家資格なため、誰でも簡単にすぐなれるという資格ではありません。
資格を得るための試験に受験するためには、それなりの厳しい基準が設けられています。

それは、介護の現場での実務経験が4年以上＋短期養成施設を修了した者か、福祉系大学を卒業した者です。

この条件を満たしている者だけが、年1回の国家試験を受ける資格を持ちます。

この国家試験に合格して初めて社会福祉士を名乗る事が出来るので、想像以上に狭き門と言えます。
そして、合格して社会福祉士になっただけで終わりではなく、その日から非常に責任の重い介護従事者としての人生が始まるのです。

社会福祉士が行える介護

社会福祉士は最上位に位置する国家資格なだけに、その資格を得る事で、かなり多くの介護職に就く事が出来ます。

高齢者や障害者の介護は言うに及ばす、子供や低所得者、入院・通院患者のサポートまで、ほぼ全ての介護に就く事が出来ます。

障害者についても、「身体障害」「精神障害」「知的障害」全ての障害者に対しての介護が行えます。

高水準な介護の技術と専門知識を持った者であるという証明が、社会福祉士という資格なのです。

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