福祉住環境コーディネーター

福祉住環境コーディネーターとは？
福祉住環境コーディネーターは「ふくしじゅうかんきょうコーディネーター」と読みます。
あまり聞きなれない名前の職業ですが、れっきとした介護・福祉系の仕事の1つです。

この福祉住環境コーディネーターの仕事というのは、福祉住宅に関する仕事で、高齢者や障害者などが安心して住めるよう安全で快適な住環境整備を調整する（コーディネート）する仕事です。
平たく言うと、住宅の何処をどの様にバリアフリー化すれば良いかを見極め、それを建築会社に伝える仕事です。

福祉住環境コーディネーターの資格について
福祉住環境コーディネーターの仕事は、医療・福祉系の知識と住宅改修・福祉用具の知識の両方が必要なため、当然の事ながら、それ相応の資格を取得しなくてはいけません。

福祉住環境コーディネーターの資格は1～3級まであります。
最も低い級が3級で、これは比較的誰でも簡単に取得する事が可能ですが、2級から上が途端に難しくなります。

2級からは、幅広い専門知識と、各種の専門家と連携して具体的な解決策を導き出せる能力を身に付ける必要に迫られる事になり、この福祉住環境コーディネーターの仕事に就くには、2級以上の資格保持者でないと務まらないのが現状です。

さらに上の1級の資格を取得していれば、どこに行っても、信頼される福祉住環境コーディネーターとして重宝される事でしょう。

福祉住環境コーディネーターのニーズ
多くの人が「福祉住環境コーディネーター」という職業を耳にした事が無いように、この職業はまだ生まれて日が浅い職業です。
日本では「バリアフリー」という言葉自体が、浸透してまだ間も無いので、それに付随する形の職業である「福祉住環境コーディネーター」もまだまだ認知度が低いのが現状です。

しかし、これからは商業施設も一般住宅もバリアフリー化がますます当たり前になると思われますので、この福祉住環境コーディネーターという仕事も次第に広まっていく事と思われます。